東海聖化交友会 | 発行日 2002年4月15日 | |||
東 海 聖 会 報 | 発行人 東海聖化交友会・無関正秀 | |||
No. 12 | ||||
これは主の働き・ 霊の運動です |
教派の流れ ウェスレアン・ホーリネス |
無関正秀先生への 感謝と追悼 |
推薦図書 「子ども日日の光」 「祈りによって世界を動かす」 |
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教派のながれ(6) | ||||
ウェスレアン・ホーリネス教会連合 | ||||
◆ウェスレアン・ホーリネス教会連合の発足は1992年6月26日である。 ホーリネス弾圧50周年を記念するその日であった。その意味で連合の歴史を知らなくてはならない。 ◆連合の沿革から抜粋して記す。 連合の歴史は、1901年伝道者中田重治と宣教師C・カウマンの協力によって開設されたところの中央福音伝道館まで逆上る。中田・カウマンの伝道に始まるホーリネス運動は、ジョン・ウェスレーの主唱した「キリスト者の完全」の宣証を正統キリスト教信仰の隅の首石として据え、メッセージを聖書信仰と四重の福音(新生、聖化、神癒、再臨)にしぼって伝道につとめた。 1917年東洋宣教会ホーリネス教会を発足。大正中期、昭和初期とリバイバルを経験したが、1933年には日本聖教会(委員派)ときよめ派(監督派)とに分裂、1942年の弾圧、教会解散という痛みも経験した。 ◆敗戦後、祈りのうちに「再建復興に努め、1946年5月「春季復興全国大会」において『ホーリネスの群』と呼称して教団に在りつつ強固な団結をもって純正な福音をもって日本教化への推進力とならんことを決意し 第一歩を踏み出した。」とある。 (ホーリネスの群略史より) そして40年余、教団内ホーリネスの群として伝道と教会形成に励んできた。 |
◆しかし、教団紛争の発生と共に、ホ群内にも種々の立場が生ずるに至った。その中に「日本基督教団ホーリネスの群」より独立したのが「ホーリネスの群教会連合」(1987,4)であり、もう一つが「ホーリネス福音同志会」(1988,5)であった。 ◆この2つの団体は、福音主義の信仰に立ち、ホーリネス信仰の宣証のため、神学院の形成やセミナー、聖会の開催を共有してきた。 それは今日も尚「純正な福音をもって日本教化への推進力とならん」ということであった。そして、主の奇しき導きのもとに1992年3月合同年会にて合同することを決議した。 ◆困難の中で浅草橋教会の施設を教室として継続された神学院は、1997年9月3日に近くに建物が与えられた。教派を越えて「きよめを証する」伝道者を養成することを目指している。又、近年信徒のための専科が設けられ信徒教育にも力が注がれつつある。 ◆連合としては10年の若い群であるが、背後に大きな信仰の遺産を覚えつつ、宣教と教会形成において体験的ホーリネスを証しする群として進んでいる。 今般、包括宗教法人が認証されることになり手続きが進行中である。 ウェスレアン・ホーリネス教団として新しい歩みが始められようとしていることに主の奇しきみ業を思う。 国内外において、「世界はわが教区」との主み業を拝したいものである。 |