東海聖化交友会 発行日 2002年4月15日
東 海 聖 会 報 発行人 東海聖化交友会・無関正秀
No. 12
これは主の働き・
霊の運動です
教派の流れ
ウェスレアン・ホーリネス
無関正秀先生への
感謝と追悼
推薦図書
「子ども日日の光」
「祈りによって世界を動かす」
推薦図書 この欄で、各教団の出版局からの本も紹介することになりました。
今回は、日本ホーリネス教団出版局からの2冊を紹介します。
「子ども日日の光」 「祈りによって世界を動かす」
野辺地天馬著 W・デュウエル著
 
3月7日「あなたがたは主の書をつまびらかにたずねてこれを読め。」
(イザヤ書34章16節)
「自分の好きなご本は、ちょっとのひまにも、読みたいものです。そして、くり返し、くり返し読んでも飽きません。また暗記することも出来るようになります。私たちは、神様のお言葉の書いてある聖書を、熱心に読みま
しょう。わからないところもくり返して読みましよう。そうすると、意味も、だんだんわかって参ります。」

 以上は3月7日分の本文です。
 あれ?これだけ……と思うような短さです。けれども、み言葉をわかりやすいことばで、このようにまとめてあるのです。
 私の家の、3人の息子たちも、朝、忙しく学校に出かける前に、少しでも聖書を読んでもらいたいと、思っていたときに、この本を紹介して頂きました。中学生になれば自分で読めますので、台所において読んでもらうようにしたこともあります。小学生以下には、両親どちらかが読んで、ご自分の体験などをお話しできればもっと分かりやすくなるでしよう。家庭礼拝などにも用いられるのではないでしようか。
 子どもだけではなく大人が読んでも大きな示唆が与えられると思います。2001年にホーリネス教団100周年記念として再販されるときに、難しい言葉づかいや気をつけたい言葉などが、今の子どもにもわかるようにと、訳し直されてあります。また横書きになりましたので読みやすいのではないでしようか。ぜひ、一度手にとってご覧下さい。〈定価800円〉
(小林光生)
 著者ウェスレー・デュウエル博士は、OMSI(東洋宣教会インターナショナル)の元総理であり、25年間インド宣教師をしておられました。博士は祈りの人としてよく知られています。キリストと共に歩んだ、永い豊かな実り多い伝道者の生涯から、多くの霊的な教訓を引き出して、祈りに対する答えの劇的な経験を分かち合いたいという思いが、この著書によく表わされています。 「祈りこそ、教会の最大の資源であり、それこそ今日私たちにできる、主の道を備えるための最も効果的な方法です」という著者の言葉は、あらためて祈りの奉仕の重要性を再認識させています。それと同時に、伝道の結果を安易に求めようとする傾向や、伝道方法論(ハウ・ツー)に流されやすい風潮に警鐘を鳴らしています。「人に福音のメッセージを届けるだけでは充分ではありません。そのメッセージが理解され、受け入れられることを確信することです。祈りが答えです。」という言葉に代表されるように、具体的な祈りの結果が、博士の伝道生涯の経験を通して紹介されています。
 34章に分かれていますが、読者がどの章から読み進めてもよいように、各章は独立した読み易い内容になっています。祈りにおける、キリスト者の具体的な行動についても述べられています。ホーリネス生活の源流に祈りの生活があることを忘れてはなりません。
 皆様も読み終わると、祈りの世界が主によって祝福された世界であり、霊的なリバイバルをもたらす助けとなることに、疑いもなく賛同されることでしょう。あなたも、祈りの生活を豊かにしてみませんか。〈定価2000円〉安城キリスト教会 檀原久由)

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